星と嵐

快晴の木曽駒〜宝剣

今年は年始より週末の天気がイマイチで、まだ初登りに行けずだったが、、、
この週末は土曜日だけ晴れで、日曜日は曇りの様子。
最初は西穂にしようかとも思っていたが日帰りは少ししんどいので、
土曜日だけでお手軽な木曽駒に行くことに。

朝から予報どおり晴天。
ロープウェイで千畳敷まで上がると、そこは木曽駒ブルー。




この日は千畳敷で2組の結婚式があり、快晴に恵まれて幸せそう
1組は沖縄から来たようで、この景色にさぞ感動したことだろう。

天気はいいものの、登山パーティーは4パーティーぐらい。
この数日はそれほど雪も降っていないようで、雪崩の心配もなさそう。
先陣を切ってファーストラッセルへ。いやぁ〜ほんまに気持ちいい







日差しは強いが気温はマイナス10℃ぐらいなので、急登でもあまり汗はかかず快適に40分ほどで乗越浄土へ。




稜線上はさすがに風もそれなりに強く、冷たい風が吹き付ける。
急いで目出し帽とジャケットを。
小休止した後はザックをデポして木曽駒山頂へ。







乗越浄土まで戻ってきて昼飯にラーメンを作るが。。。
冷たい風と低い気温で湯がぜんぜん沸かず
スープがぬるくて生煮えのまずいラーメンでした

帰りは宝剣岳〜極楽平経由で千畳敷に戻ることに。
このルートは中央アルプスでは一番事故の多いところなので念のためハーネスとヘルメット装着、必要あればザイルを出す用意をして出発。







宝剣への頂上へは途中までトレースがあったが、急な雪壁状になる手前で引き返したらしくトレースが消えている。
雪の状態は悪くないが、所々カチカチにクラストしているんで、アイゼンを蹴り込みながら雪壁を越え、鎖場から頂上へ。

山頂からの下りが少しいやらしいところ。
足元滑ったらまず止らないが、鎖も埋まり切っていないし、雪の状態から判断してザイル出すほどではない感じ。
一ヶ所だけ急な雪壁のクライムダウンをバックステップで。







ずっと天気もよくて、本当に快適で気持ちがいい雪稜登行。













岩稜を超えて広い稜線の極楽平まで来たときに左足のアイゼンが外れる。
前回の甲斐駒で金具が外れて、針金で修理したままだった。
ここからは片足アイゼンなしでも行けるかと思ったが、極楽平から千畳敷までの下りはそれなりに急で雪の表面も硬くなっているため、サングラス・バンドで金具を留めて即席修理。
それにしてもこのカジタのアイゼン、金具が外れるのは3度目。
好日に持っていったらすぐに無料で金具を出してくれるので、不具合品やろなぁ。

極楽平から千畳敷へは雪の状態によってはなだれる場所。
念のためビーコンの電源をONにして、アバラングの咥え口をセットして様子を見ながら降りていく。
雪質はよく、途中から尻セードで滑り降りるが、少し尻が潜ってイマイチスピード出ず。







最後に千畳敷から見上げる宝剣岳からの稜線はやっぱり綺麗でかっこいい。



年末の甲斐駒

1日目(12月30日)
天気予報では年末年始と冬型気圧配置で北〜中央アルプスまでは天気が悪そう。
南アルプスは晴れそうなので、急遽予定変更して甲斐駒へ。

朝は少し遅めに7時過ぎに竹宇駒ヶ岳神社手前の駐車場を出発。
尾白川の吊橋を渡り、落ち葉の賑やかな急登。
雪はまったくなく、まるで秋山を歩いている感じ。




この時期、いつもならこの辺りにも薄っすらと雪が付いているが、今年はまだ雪が少なそう。

七丈小屋には14時半に到着。
時間的にはまだ少し余裕があるので、明日の頂上アタックを楽するために八合目まで行ってテントを張ることに。





最初、風を避けられる場所にテントを張ろうと思ったが、サラサラ過ぎる雪質でうまく整地できない。
結局、稜線上の雪がある程度硬くなっているところを少し掘り下げて幕営。
すでに時計は16時を回っていて気温はマイナス10度ぐらいで冷たい風が強く、逃げ込むようにテント内に潜り込む。

晩飯はいつものように鍋をして19時前には就寝。

幕営したのが稜線の吹きさらしの場所なんで、当然のごとく夜は強風に曝されて何度か目を覚ます。
風と共にテントにパチパチと雪が吹き付ける音がする。
明日の天気が心配。。。

2日目(12月31日)
5時半頃目を覚ますが外は真っ暗で風も強く、天気は悪そうな感じ。
明るくなってテントの外を見ると、昨晩は思っていたよりも雪が降ったようで、新雪が10cm〜15cm積もっている。
相変わらず強風で、東の空は晴れているが、甲斐駒の山頂方面は真っ白。
とりあえず様子を見ようと、テント内で停滞。





テント内でまったりとしながら天気の回復を待つが、その間にもフライが剥がされるほどの強風が何度かテントに叩きつける。

テント内から雪煙巻き上がる稜線を撮影。





9時まで待って強風と山頂のガスが回復しなければ、登頂はあきらめて撤退しようと決めていたが、9時の時点になっても相変わらずなんで撤退決定。
テント内の荷物を片付けてザックに詰め込み、テントを撤収しようと外に出て山頂方面を見るとガスが晴れている
風もだいぶ弱くなってきているので、時間的にはぎりぎりだが山頂アタック決定。

登りはじめてしばらくすると完全に空は晴れ渡り、澄み切った青空
やっぱり山は最高と思う一瞬です。









雪質も固く締まっており、快適にアイゼンを効かせて登っていく。





鳳凰三山 地蔵岳の奥に富士山。仙丈ヶ岳をバックに甲斐駒山頂。






山頂からは360度絶景。
この時期に甲斐駒に来るのは4度目だが、これまでで一番の天気
今年最後のいい登り納めができました

時間も遅いので、早々に下山。
以前、7合目でテントを飛ばされたことがあり、今回も飛ばされていないか心配だったが、戻ってきたら傾いていながらも無事に。

強風に煽られ傾いて半分雪に埋まったテント。





黒戸尾根は下りが長い
ひたすら下って駐車場へ。
夕日に染まる八ヶ岳がきれいで、思わず車を停めて写真を。





近い将来、長野か岐阜の田舎に引っ込む計画進行中やけど、
南アルプスと八ヶ岳が望めるこの辺りに住むのもいいですなぁ。

御嶽山

この日は木曽御嶽山へ。
じつは御岳ロープウェイで7合目まで上がるつもりが、間違えて御岳スキー場の方へ行ってしまった。。。
スキー場のオープンは来週からで、まだリフトは動いておらず、仕方なく歩いて登っていくことに。
雪があまりないことを心配していたが、先週かなり降ったようでしっかりと積もっている。

おまけに田野原からのコースは誰も人が入ってなく、完全な新雪のラッセル。




時折ひざまで潜るラッセルと、久々の重い荷物にペースは上がらず。
出発が遅かったのもあって、16時前の時点でまだ2400m地点
おまけに天候が崩れてきて風雪に。

2700mぐらいまで行ければ翌朝頂上アタックもありだが、この天気とラッセルでは。。。
早々にあきらめて撤退開始。
2300m地点ぐらいの樹林帯で幕営。




晩飯はモツ鍋。




夜中は暴風雪吹き荒れる。
この高度の樹林帯で、この風と雪やから、もし上で張ってたらえぐかったやろなぁ。。。


翌朝テントから出ると、昨晩降った雪が15cm〜20cm積もっている。
下山するだけなのでのんびりと朝を過ごして撤退。




出発前に見てきた天気予報とは異なり、今朝からも天気は悪く小雪がちらついていたが、スキー場のゲレンデまで降りてきたらいい天気に。
それでも相変わらず山のほうは完全にガスの中やけど。。。



五竜岳

昨日の夕方に天気予報を見て、急遽石鎚から予定を変更して五竜へ。
そういえば去年の今頃も五竜へ行くつもりだったが、怪我をしてキャンセル。
1年越しのリトライ

朝8時15分運行開始のゴンドラに乗ってアルプス平駅まで。
天気は概ねいい感じで、爺ヶ岳から白馬まで雄大に聳える冠雪の後立山連峰。
が、なぜか五竜の上空だけ荒れ模様な感じ。。。

歩き始めこそほとんど雪はなかったが、大遠見辺りからはもう立派な冬山。
トレースを外すと膝下までもぐる雪道。
大遠見からの景色はなかなかの景色
それでも相変わらず五竜の上だけ雲がかかって吹き荒れてそう。




五竜山荘手前の白岳の稜線に出るや、吹き飛ばされそうになるぐらいのものすごい北風。
風と共に飛来する氷のつぶての痛いこと
なんとか横風に耐えつつ、13時半過ぎに山荘到着。




とにかく風が強く、うまく山荘が風を遮ってくれているが、少しでも外れると強風をまともに受ける。
五竜の頂上方面を見てもかなり荒れてそう。
パーティーは自分たちだけで、山荘横の風のないところにテントを張り、とりあえず昼飯。




五竜の上部はちょっとした岩場になっているし、この風と天候を考えると山頂アタックは明日の朝にしたほうがよさそうとも思案するが、寝るにはまだ早すぎる時間。
とりあえず行けるところまで行って、ダメなら引き返そうとのことでアタック決定。

登り始めこそクラストした雪面にアイゼンの跡とわずかなトレースがあるものの、途中からはトレースも消え、ルートを考えながら登っていく。
視界も悪く、2箇所ほど正規ルートを外すが、そこは雪山、夏なら登れないような場所もたっぷりと雪がついているので、無理やり直登してクリアしていく。




悪い斜面のトラバースからルンゼ状になった60度ほどの急峻な雪壁を登り切って頂上稜線へ抜け出る。
(ここも正規ルートを間違えているが。。。)







朝から先ほどまで一度たりとも五竜の上空が晴れることはなかったのに、信じられないことに今はすっかりと晴れ渡っている。
あれほど強かった風もいつの間にか止んでいる。

南側には鹿島槍の立派な双耳峰と、その奥には槍ヶ岳まで綺麗に見えて、槍のセットで最高の眺め。
さらに西側にはもうかなり低く落ちてきた太陽の逆光に映え、幽玄にたたずむ劒の姿が。
360度の絶景。
アタックを中止せずに登ってきた甲斐があった。




そして下山途中で山頂を振り返ると、登る前と同じようにまた雲に包まれだして、辺りもまた灰色の世界に戻りつつ。
まるで登頂の間だけカーテンを開けてくれたかのような絶妙のタイミングでした。













宝剣岳〜空木岳 中央アルプス縦走

天気予報がコロコロと変わって微妙ながら、日曜日はなんとか太陽マークが出ているので、急遽中央アルプスの縦走へ出発することに。

朝4時に大阪を出発、中央道を飛ばして7時20分には菅の台駐車場へ到着。
3連休の天気予報が微妙だったからか、時期が微妙だからか、予想していたよりも人は少なく、バスもロープウェイもスムーズに乗り継ぐことができた。




今回のコースは千畳敷から宝剣岳を越えて中央アルプス主脈を南下。
途中に檜尾岳(2728m)、熊沢岳(2778m)、東川岳(2671m)というマイナーなピークを挟んで百名山の空木岳(2864m)へ。

正月に木曽駒からダイヤモンド富士の日の出を見に行く予定なので、そのまま空木岳まで縦走しようということで、今回はその下見も兼ねて。
無雪期ならどうってことないが積雪期は厳しそうな感じで、技術体力ともにそれなりのものが必要になりそう。

空木岳は今回が初めてだが、遠く檜尾岳から望む山容や、直下の木曽殿越から見上げる姿はなかなかのもの。
紅葉はまだまだって感じだったが、所々綺麗な赤や黄色に色付いていて、あと2週間もすれば見ごろになってくるだろう。




肝心の天気のほうは夕方ぐらいまでいい感じで、冷たい風と共に気持ちのいい稜線歩きを満喫。




残念だったのは空木岳山頂へ到着した4時半頃には辺りはガスに巻かれて展望がまったくなくなってしまったことか
早々に空木平非難小屋まで下りるも、小屋は満杯だったので近くで幕営。
この辺りは幕営禁止だが、緊急ビヴァークということで

夜は暖かかったので、先週の教訓(?)を生かして持ってきたシュラフはいらなかったかも。。。

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